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香港ビザの種類と選び方就労・投資・家族ビザの違いを現地専門家が解説【2026年最新】

香港ビザ

「香港で働きたい」「香港で事業を始めたい」「家族で香港に移りたい」——目的によって、必要なビザはまったく異なります。しかも香港のビザ制度は近年、高度人材の誘致策や投資移民制度の再開など新しい動きが続いており、どれが自分に合うのか分かりにくくなっています。

この記事では、香港でビザコンサルティングに27年携わってきた専門家の視点から、主要なビザの種類・条件・選び方を分かりやすく整理します。読み終える頃には、「自分に必要なビザはどれか」「次に何をすべきか」が見えているはずです。

まず結論:あなたに必要なビザ早見表

香港で何をしたい?該当するビザ
香港企業に雇われて働く就労ビザ(Employment Visa)
自分で会社を作って事業をする投資ビザ(起業家向け)
高い年収・学歴を活かして、仕事は入境後に探すトップタレントパス(TTPS)
まとまった資産の投資で居住権を得る新資本投資移民制度(New CIES)
配偶者・家族として一緒に住む家族ビザ(Dependent Visa)
学校に通う学生ビザ
観光・短期出張のみビザ不要(90日以内)※日本国籍の場合

観光・出張ならビザは不要(日本国籍・90日以内)

日本のパスポートを持っている方は、観光や商談・会議などの短期出張であれば、90日以内の滞在に限りビザなしで香港に入境できます。

ただし、ビザなし滞在中に報酬を得て働くことは認められていません。「出張の延長のつもりで実質的に働いていた」というケースはトラブルの元になりますので、就労の実態が生じる場合は必ず就労ビザを取得してください。

就労ビザ(Employment Visa)

香港企業に雇用されて働くための、最も一般的なビザです。香港入境事務処(イミグレーション)は「一般就業政策(GEP)」という基準に基づいて審査を行います。

審査で見られる主なポイント

  • その職位に応募者を採用する必要性(現地人材で埋められないポストか)
  • 学歴・職歴と職務内容の関連性
  • 給与水準が専門職として妥当か
  • 雇用企業の事業実態・財務状況

現場からのひとこと

申請書類は「そろっているか」ではなく「審査官を納得させられるか」が勝負です。同じ経歴でも、書類の組み立て方で結果が変わることは珍しくありません。特に、職歴と職務内容のつながりの説明は、審査官の目線で構成する必要があります。

  • 有効期間:現在は初回3年、更新ごとに3年(3年→3年→3年)が通例です(数年前に従来の「初回2年」から変更されました)。ただし最長3年であり、パスポートの残存期間や入境事務処の判断により、それより短い期間で発給されることもあります
  • 審査期間の目安:書類がすべて揃ってから、一般的に約1〜2ヶ月(案件の内容により変動します)
  • 有効なビザで7年以上継続して香港に居住すると、永住権(パーマネントID)の申請資格が得られます

投資ビザ(起業家向け)

香港で自ら会社を設立し、株主・経営者として事業を行うためのビザです。就労ビザの条件に加えて、「その事業が香港経済に貢献するか」が問われます。

審査で見られる主なポイント

  • 事業計画の実現性(市場分析・収支計画)
  • 資本金・事業資金の裏付け
  • 現地雇用の創出見込み
  • オフィスの実在性

事業計画書の完成度が結果を大きく左右します。「やりたいこと」を書くだけでは足りず、「香港にとってこの事業を受け入れる意味」まで示せるかがポイントです。

新資本投資移民制度(New CIES)——資産運用で居住権を得る道

起業家向けの投資ビザとは別に、「事業は行わず、資産の投資によって香港の居住権を得る」制度があります。2015年に一度打ち切られた投資移民制度が、2024年3月に「新資本投資移民制度(New CIES)」として再開されました。

  • 必要投資額:合計3,000万香港ドル以上(約5〜6億円)
  • 内訳:株式・債券などの適格金融資産等に2,700万香港ドル以上+香港政府が指定するイノベーション関連ポートフォリオに300万香港ドル
  • 住宅用不動産は原則対象外

富裕層の資産が香港に集まる流れの中で、注目度が再び高まっている制度です。起業家向けの投資ビザと名前が似ているため、混同にご注意ください。

トップタレントパス(TTPS)——「先にビザ、後から仕事」

香港政府が2022年末に開始した高度人材の誘致制度です。最大の特徴は、香港企業からの内定がなくても申請できること。まず香港に入り、それから就職・起業活動ができます。

申請条件(いずれかを満たすこと)

  • カテゴリーA:直近1年の年収が250万香港ドル相当以上(給与・事業所得等。個人投資による所得は対象外)
  • カテゴリーB・C:世界トップ100大学の卒業生(実務経験の要件等はカテゴリーにより異なる)

承認されると、カテゴリーに応じて最長36ヶ月の滞在許可が与えられ、就労・転職・起業を自由に行えます。家族の帯同(家族ビザ)も可能です。条件に合致する方には非常に有力な選択肢です。

家族ビザ(Dependent Visa)

就労ビザ・投資ビザなどの保有者や香港永住者の配偶者・子どもが、家族として香港に滞在するためのビザです。

  • 扶養者(メインビザ保有者)の収入・住居などの受け入れ能力が審査されます
  • 家族ビザで入境した配偶者は、香港で就労することが認められています(正社員・パートタイムとも可)。共働きを考えるご家族には大きな利点です

学生ビザ

香港の教育機関に通うためのビザです。入学許可を得た上で申請します。学業が専念すべき目的であり、学生ビザでの就労(アルバイト・インターン)は原則として禁止されています。

ただし例外として、香港の大学の学士課程(Bachelor Degree)で学ぶ学生は、大学の許可を得た上で、履修課程と関連する仕事に最長1年間従事することが認められています。就労を検討する際は、条件を満たすかどうかを必ず事前にご確認ください。

ビザ申請の流れと期間(共通)

  • STEP 1:目的の整理とビザ種別の選定 — ここを誤ると全てやり直しになります
  • STEP 2:必要書類の収集・作成 — 学歴・職歴証明、雇用契約、事業計画など
  • STEP 3:入境事務処への申請
  • STEP 4:審査(追加資料の要求に対応)
  • STEP 5:許可・ビザ発給 — 入境後、180日を超える滞在者は香港ID(HKID)の取得が必要

自分で申請する場合の落とし穴

  • 職務内容の説明が一般的すぎて「現地人材で足りる」と判断される
  • 追加資料の要求に的外れな回答をして審査が長期化する
  • 一度不許可になると、再申請のハードルは初回より上がる

よくある質問

日本人が香港に行くのにビザは必要ですか?
観光・短期出張など90日以内の滞在なら不要です。働く・住む・学ぶ場合は目的に応じたビザが必要です。
ビザ取得にはどのくらいの期間がかかりますか?
ビザの種類と個別の状況によりますが、一般的には1〜2ヶ月程度です。余裕を持った準備をおすすめします。
不許可になったら、もう取得できませんか?
再申請は可能ですが、初回より難易度が上がるのが実情です。だからこそ、最初の申請で確実に通すことが重要です。
どのビザが自分に合うか分かりません。
目的・経歴・事業内容によって最適解は変わります。無料相談で状況をお伺いし、最適なビザ戦略をご提案します。

まとめ:ビザ選びは「最初の一手」がすべて

香港のビザは種類ごとに審査の視点が異なり、選択と準備の質が結果を左右します。

CSV CONSULTING LIMITEDは、代表のビザコンサルティング経験27年・支援実績7,000社以上の知見をもとに、ビザ種別の選定から書類作成、当局対応、許可後の手続きまで一貫してサポートしています。

香港への一歩を考え始めたら、まずはお気軽にご相談ください。

執筆:CSV CONSULTING LIMITED(支援実績7,000社以上/代表のビザコンサル経験27年)

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